3分で読める名作-「星の王子様」
ずっとまえに一度アップした記事ですけど、写真等を加えてもう一度アップします。
3分で読める名作紹介です。
第1回目は 「星の王子様」
誰でも知っている有名な作品だけど、ちゃんと読んだことのある人は意外とすくないのでは?
という私も、子供のころ読み始めて挫折した組です。
意外と読みにくいのですよね~。ストーリーは見えずらいし、
会話が禅問答みたいで、意味不明だったりもする。
でも、これはいいです。池澤夏樹訳の絵本の「星の王子様」
絵本なので、だれでも読み切れます。
砂漠のまっただ中に不時着した飛行士の前に、不思議な少年が現れました。
故障した飛行機を修理できなければ、一週間と命がもたないという
極限状態の中で、少年は飛行士のぼくに「ヒツジの絵を描いて・・」
と話しかけてきました。
少年の話から、彼は小さな星の王子さまであることが分かりました。
でも、その小さな星で王子様はひとりぼっちで淋しかったのです。
ある日、小さな星にみたこともないものが芽をだしました。
王子様が、一生懸命世話をすると
ある日の朝、花を開きました。
本当にきれいな花だと、王子さまは思いました。でも、花はとてもわがままで、
いろいろ王子様に注文を出しました。
「朝ごはんは?風よけをちょうだい。夜はガラスの鉢をかぶせてね・・」
王子様はすこし嫌になりました。そこで、旅にでることにしました。
王子様は小惑星を次々めぐって、7番目に地球にやってきました。
砂漠に降り立った王子さまは、たくさん歩きました。すると道があって、
その先に庭がありました。そこには、小さな星に残してきた花と同じバラの
花が、5000本も咲いていました。
砂漠に降り立った王子さまは、たくさん歩きました。すると道があって、
その先に庭がありました。そこには、小さな星に残してきた花と同じバラの
花が、5000本も咲いていました。
「これを見たらぼくの花はとっても恥ずかしい思いをするよ。
ぼくはあれは特別な花だと思っていたけれど、ふつうの花だった。
ぼくの星は火山が3つあるだけの小さな星だ。やっぱりぼくはりっぱな
王子じゃなかったんだ。」
王子様は草の中に倒れて泣きました。
ぼくはあれは特別な花だと思っていたけれど、ふつうの花だった。
ぼくの星は火山が3つあるだけの小さな星だ。やっぱりぼくはりっぱな
王子じゃなかったんだ。」
王子様は草の中に倒れて泣きました。
そのとき、キツネが現れました。
王子様は、キツネと仲良くなれる方法を聞きました。
キツネは答えます。
「ゆっくり時間をかけるんだ。毎日すこしづつ会うのさ」
仲良くなった王子様にキツネ言いました。
王子様は、キツネと仲良くなれる方法を聞きました。
キツネは答えます。
「ゆっくり時間をかけるんだ。毎日すこしづつ会うのさ」
仲良くなった王子様にキツネ言いました。
「ものは心で見るんだ。かんじんなことは目では見えないからね。」
「きみがバラの世話をした分だけ、きみとバラは仲良しになれるんだよ」
王子様はもう一度庭のバラたちを見に行きました。
「きみたちは、ぼくのバラとはぜんぜんちがうよ。
ぼくは自分のバラには水をやったり、
ガラスの鉢をかぶせてやったり、いろいろ世話をした。だからあのバラと僕は
仲良しだ。でもきみたちはそうじゃない。
あのバラだけがぼくの花なんだ。」
キツネのはなしをした王子様は、飛行士に言いました。
「飛行機がなおって良かったね。家にかえれるね。
ぼくも、今日、自分のところへ帰る。」
「飛行機がなおって良かったね。家にかえれるね。
ぼくも、今日、自分のところへ帰る。」
仲良しになると泣かなければならないこともあります。
飛行士は言う、
「きみの笑う声が好きだ。」
「それがぼくの贈り物だよ。これから星空をみるたびにきみはぼくの
笑い声を聞くよ。ぼくときみはずっと友達だよ。
飛行士は言う、
「きみの笑う声が好きだ。」
「それがぼくの贈り物だよ。これから星空をみるたびにきみはぼくの
笑い声を聞くよ。ぼくときみはずっと友達だよ。
ぼくの笑い声を聞きたくなったら、夜の星をみればいいんだ」
「でも、うちの星はちょっと遠いから身体までは持って行けない・・・」
王子さまは、遠い星にかえるために、ヘビに自分を噛ませました。
「ぼくは帰ってあの花の世話をしてやらなければならない。あの子は
とっても、弱いから・・」
それから、王子さまは、声も立てず、ゆっくりと倒れました。
やわらかい砂のおかげで何の音もしませんでした。
なおした飛行機に乗って帰った飛行士は、王子さまのことを
だれにも言いませんでした。
飛行士は、今でも、星をみるたびに鈴のような王子さまの
笑い声が聞こえます・・。
( Photo by (c)Tomo.Yun )
だれにも言いませんでした。
飛行士は、今でも、星をみるたびに鈴のような王子さまの
笑い声が聞こえます・・。
( Photo by (c)Tomo.Yun )