尾崎豊
「僕が僕であるために」、をカバーしているのがTVコマーシャルで流れています。
去年,縁あって、尾崎の曲を聴く機会がありました。
何曲か、彼の曲を聴いてから、この曲にはまりました。
尾崎が生きているころはちょうどバブルの時代でした。
当時の若者の風潮と言えば、「一生懸命なのはかっこ悪い、熱くなるのはダサイ」
というトンデモナイ!ものでした。
尾崎はもちろん一部では熱狂的なファンがいたけれど、大方の人は割合と冷めた眼で見て
いたような気がする。
私も、当時リアルタイムで聞いていたはずなのに、なぜか印象に残っていない・・。
彼の音楽をちゃんと聴いたのは、彼があんなふうに道端で死んでしまってから・・。
彼の死後、一時はカリスマ的な人気が出て、今の30代くらいの人たちからは、圧倒的な
支持をうけていますよね。
今の若い人はまた違った感想を持つらしいけど。
私はこの曲を聴くと、とにかく痛々しくてたまらなくなる。
♪ぼくがぼくであるために~、勝ちつづけなきゃならない♪
なんて、そんなに肩肘張ってがんばらなくともいいよ
と言ってあげたくなる。(ほとんどお母さん感覚><)
死んでから17年もたっているので、いまさらだけど、そこまで自分を追い詰めるという
のは何故だったのか。
その歌詞といい、生き様といい、とにかく痛ましすぎる尾崎豊です。