松本サリン事件

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6月26日(金)にフジテレビ系金曜プレステージで、

『妻よ! 松本サリン事件犯人と呼ばれて…家族を守り抜いた15年』<21時~22時52分>

を見ました。

ドラマとドキュメンタリーを融合したスタイルで、ドラマ部分では夫・河野義行さん役を石黒賢

そして、妻・河野澄子さん役を松下由樹が演じていました。

「松本サリン事件」が本格的にテレビドラマ化されるのは初めてのことだそうです。



 日本の犯罪史を塗り替えた一連のオウム事件ですが、ご存知の通り長野県松本市で1994年6月発生

した松本サリン事件が一番最初の事件でした。

 

オウム真理教松本智津夫死刑囚(54)=教祖名・麻原彰晃=の指示で複数の教団幹部が松本市内で

猛毒のサリンをまいたのですが、当初は第1通報者で現場近くに住む河野義行さんが容疑者扱いされま

した。

7人が死亡、660人が負傷したという、大変な事件でした。

(なお、事件から14年後の2008年8月5第一通報者の河野さんの奥様がお亡くなりになったためこの事件に

よる死者は8人となりました。)




当時、オウムの人たちは、よく原宿や渋谷で、怪しげなパフォーマンスを行っていたので

みんな、その存在は知っていました。ただし、ちょっとおかしな人たち、としか思っていなかったので

まさか、そんな恐ろしいことをするなんて、誰も考えてもいませんでした。




松本サリン事件が起こった当時、わたしは結婚したばかりで、東京の公務員官舎に住んでいました。

夫は毎日、役所のある霞ヶ関まで通っていました。

大変な事件でしたので、新聞やTVの報道をよく見ていましたが、マスコミはすっかり河野さんを犯人扱

いしていましたよね。



農薬の配合ミスとのことでしたが、その後何回検証してみても、河野さんの家においてある農薬からは

どうやっても、サリンは作れない。作れないけど・・・犯人のはずだし・・・・でもやっぱり、作れな

い・・・?。マスコミ、警察はなんとしても、河野さんを犯人にしたいみたいでしたが、どうやっても証

拠が出てこない。そりゃそうですよね、犯人じゃないんだから。

直接事件について知らないわたしでも、マスコミはしつこい!と思いましたよ。証拠はないんだろ~

いい加減にしたら!



毒により、奥様は、しゃべることすら出来ない体にされ、河野さん自身も被害を受け、それなのに

すっかり犯人にされ、ほんとうに、お気の毒でたまりません。

河野さんは体調不良の中、厳しい取調べと自白の強要を受けましたが、断固として拒否。

その毅然たる態度は、尊敬に値するものです。

当時15歳の息子さんは、両親が大変な状況にある中で、必死に家を守りました。

その息子さんにまで、疑いがかけられました。




そして事件から9ヶ月、不当な疑惑とサリンによる後遺症に、河野さん一家は必死の思いでで戦っていま

した。

そんなとき、あの「地下鉄サリン事件」は起きたのです。

オウムは霞ヶ関駅に通う人々を狙ったのです。




・・・・・・長い記事になってしまいました。続きは次の記事にすることにします。m(--)m