草間禰生「ミラールーム(かぼちや)」
日にちが経ってしまいましたが、ハラミュージアムアークの2回目、収蔵品の紹介をしま~す。
http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html←コチラ、原美術館のホームページです。凝ってます。
まずは、草間禰生さんの「ミラールーム(かぼちや)」1991年です。
現代アートをご覧になったことのない方のために説明しますと、この作品はいわゆる
インスタレーション=場所や空間全体を作品として体験させる芸術です。
つまり、部屋全体で、丸ごと一つの作品として観客に体験してもらおうという試みです。
ぶっちゃけて言うと、今風なお化け屋敷みたいなもんですかね。 ^^;
まァ、絵画は見るだけなんで、それじゃあ物足りなくないかい?というわけですね。
わたしは、これが楽しくて、だ~~い好きなんです ま草間彌生) 西瓜
草間弥生「西瓜」
ぴったりと閉じられている重い引き戸をガラガラと開けると・・・・・
そこは8畳くらいの水玉模様のお部屋になっています。
天井も壁もぜ~~~んぶ黄色地に黒の水玉模様です。
水玉部屋の中央にさらに小さな部屋がしつらえてあって、そちらは中も外も鏡張りになっています。
それなので、小部屋の外側の鏡には水玉に取り囲まれている観客(自分)が映ります。
鏡張りのお部屋の中は、小窓から覗けるようになっています。
中を覗くと・・・中も鏡張りで、こんな感じです。
水玉模様のかぼちゃがたくさん!
だから何?
と、聞かれると困っちゃいますが、パンフレットには、
「一番奥の部屋全体を使用した草間禰生のインスタレーション作品は、鏡の作用を最大に生かして私たちの身体感覚まで変容させかねない迫力に満ちており、空間そのものの作品化の極北と言えるでしょう。」
とあります。
インスタレーションの見本のような、よく出来た楽しい作品です。^^
こういうのに子供を連れて行くと、とっても喜びますね。
子供は素直に、その作品世界に身をゆだねるからでしょう。^0^
草間弥生さんは、昔から水玉模様をトレードマークにしています。
本人談、
「赤や緑や黄の水玉模様は地球のマルでも太陽のマルでも月のマルでもいい。形式や意味づけはどうでもいいのである。人体に水玉模様をえがくことによって、その人は自己を消滅し、宇宙の自然にかえるのだ。」
自伝「無限の網」(作品社)より
と、いうことらしいですが・・・・・はい? ま、いっか ^^;
「シャングリラの華」(霧島アートの森)
こういった屋外の巨大オブジェはすごい迫力で、各地のアートフェアで引っ張りだこになっています。
ちょっと、グロイ?
また、 草間さんには、かわいいグッズがたくさんあります。
↓ この、わんこの携帯はめっちゃかわいい!
背中に、この携帯が入っています。
http://www.yayoi-kusama.jp/ ←草間さんホームページからくわしくみれます。^^
アレ、けっきょく、「ミラールーム」の紹介しかしていませんね。^^;
ということは、まだハラミュジアムアーク、続きます。では、のちほど・・・・。