すべての人生は生きられない

 
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海原純子  医学博士・エッセイスト・歌手
 
海原純子さんのエッセイが新聞に連載されています。
さりげない語り口なのに、なるほどと心に残ることが多い内容なのです。
 
よくTVでお見かけする彼女は、美しくて上品で、お医者様なので頭もよくて。。。
きっと、いいご家庭で育って、恵まれた環境のなかでお暮らしなのだろうと、かってに想像していました。
 
ところが、今回この記事をアップするにいたって、ちょっと検索してみました。
驚いたのは、アダルトチルドレンや、いじめ、と言う言葉で彼女の人生が語られていたことでした。
ご両親の愛に恵まれず、容姿にコンプレックスを持ち、学業に専念するしかなく・・・。
医者の学校に入ってからは、学費を稼ぐために夜はジャズを歌っていたとか。
それは、やはり才能があったのでしょうけど、学業と仕事との両立は大変だったと思います。
結婚してからも、、度重なる流産、家族に悩み顔面神経麻痺、そして離婚と、まさに波乱万丈。
 
そのような人生を歩んできたからこその、こういったエッセイなのだと、納得できました。
 
 
さて、わたしもいつのまにか、人生早ん十年。
なぜか、普通に結婚して、2人の子供にも恵まれました。
でも、よく考えるのですよね。
今度生まれてきたら、結婚しないで自由に生きよう、とか子供も生まないぞとか。
いや、今が不幸と言うわけではなく、人生、ほかの選択をしたら、どんなだったろう、とよく考えるのです。
「自分が捨ててしまった人生の一部をちょっぴり今の自分の人生に加えてみよう」
 
そうか、たまには一人で旅行とかしてみて、違う人生の気分を味わったりすればいいのか。^^